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2022.02.11 Project

じいちゃんが植えた木の家P②/ごあいさつ

まずはヒノキの森で眠るじいちゃんとばあちゃんにごあいさつをするためにヒノキの森に登りました。ここでは二人が寄り添ってこの森を見守ってくれています。ここの森は昔桃畑であったところで、僕が子供の頃はよく手伝いをさせられており、桃の栽培をやめてからじいちゃん(父)がヒノキを植えました。たぶん将来木が大きくなったら何かに利用できると考えていたのでしょう。僕が林業に興味を持ったのもせっかく植えてくれた木だからなんとかしなければ、と思ったのが動機の一つです。それに建築設計の仕事をしているからこの木を活かさない手はありません。まあ昔の山里では当たり前に行われていた自分で育てた木で家を建てることをやってみたいと思います。

 

 

2022.02.02 建築

地域木材活用セミナーを終えて

2022年1月26日にNPO法人サウンドウッズの安田さんを招請して、香川県主催による「地域産木材を活用した公共建築物をつくる」と題してセミナーを開催した。当初は26日と27日の2日に渡り、一日目が講演、二日目が現地見学の予定であったが、オミクロン株のまん延のため急遽オンライン開催になり一日に集約しての実施であった。以前だったら中止又は延期というはめになったであろうが、昨今のオンラインによる手段を得てからはこうして開催ができる。これはこれで悪くはないし経験値を重ねることができる。さて、安田さんの講演は2時間以上に渡り濃密なもので、林業から建築に至るまで豊富な実績事例を示しながら木材の有用性を熱く語つてもらい、地域材を使った木造建築をつくる上で木材コーディネータという職能が必要であることを示していただいた。2000年代初頭が地域材材用の黎明期だとすれば、あれから20年を経た今は全国で造られる木造建築が活況を呈し、拡大利用期に入っているのはまちがいない。香川においても例外ではなく、今後それぞれの場所で木の建築がつくられていくであろう。これから香川の木を使って香川らしい建物がたくさん生まれることを願っている。そのためには川上~川中~川下のポジションが連携を欠かすことなく、お互いを理解し、木材をコーディネートするシステムの組み立てが必要である。

2022.01.22 散歩道

三好木材センターに寄ってみました

いい天気。東みよし市に仕事で行く用事があったので久しぶりに「三好木材センター」に寄ってみました。飛び込みで色々お話を伺おうと思いましたが、今日は土曜日で休業。若い作業員がに丸太材の荷下ろしや積み込みをしているのをボンヤリと眺めたり、はい積の間を歩きながら、さまざまな径級のスギやヒノキ、大径級のアカマツやとてつもなく太い広葉樹など、あるところにはあるもんだ。徳島側から見る阿讃山脈もまさに冬木の色彩で針広の境目がよくわかります。土場の「香川ひのきコーナー」も健在、材はちょっと少な目でした。

 

2022.01.21 Project

じいちゃんが植えた木の家P①/あれから50年

じいちゃんが植えた木の家プロジェクトが始まります。

ここは55年前には桃畑でした。

桃の栽培を終えてから、

じいちゃんはここにヒノキを植えて大切に育てながら天国に召されて15年、

ヒノキは大きくなり

いよいよ伐って使う時がきました。

2022.01.17 散歩道

森づくりを考える

「森を整備する」っていったいなんだろうと思うことがある。昔は木を伐り払い食料生産のために畑を開墾したり、里山は燃料調達のための生産林でもあったが、今は畑は山に戻り、薪炭林の用途は途絶えてしまった。その代わり人々は新しい目的を探しだして山に入っている。せっかく元に戻った山に入って、我欲とまでは言わないにしても静かな森をかく乱している。人間は理屈をひねり出すのがうまい。人間の側の論理でことを成そうとするから自然が痛めつけられる。森は鳥、獣、小動物、植物、木々、菌類、あげればきりがないないくらいたくさんの生命体の連携でバランスが保たれているのだが、いつも壊すのは人間である・・・何のためにを常に問わなければならんなあ。

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