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2023/06/03 Project

じいちゃんが植えた木の家P⑯

梅雨が明けたのか(それはないか)と思うくらいスカッと晴れました。今日は天然乾燥している木材の点検作業です。木は水分が抜けていくに従いその木が持っている性状が現れて来ます。特徴的なのが割れと反り(曲がり)で、それらを抑制するために柱と梁に背割りを入れています。梁の背割りには楔を打って内反りを制御していますが、乾燥に伴って緩みが発生するので追い打ちをして締めます。朝8時から作業を始めて棟梁以下3名で11時半には終えることが出来ました。これまではある意味下準備、山から木を降ろしてつくる家づくりは足掛け3年、長いようですが大したことはありません。3年なんてあっという間です。現代のつくり方の方が性急だとぼくは思っていますから、でもそれがニーズだと仕方ない面もありますが・・・。

2023/03/07 Project

じいちゃんが植えた木の家P⑮/リアリティを見る

コレ

アナログだけどね

これがいちばんわかる

デジタル画像はどうもウソっぽいし

古い人間だからかなあ

映像の中では暑い寒いは感じない

人それぞれ・・・

2022/11/21 Project

じいちゃんが植えた木の家P⑭/立木が用材になる

10/29 伐採現場も予定していた木をほとんど伐り終えました。
残る上部の数本を残すのみ。
一円に穴が空いたようで太陽が降り注ぐ地山になりました。

11/9 一旦山から降ろされ、現場に集積した材は森林組合のトラックで組合の土場まで移動します。
その材を今度は木材運搬専用トラックで製材所へ。

11/21 製材所に杯積された用材、これから皮を剥いて角ものに製材していきます。
たくさんの過程を経てしだいに木が用材になります。ここまできました・・・。

2022/10/26 Project

じいちゃんが植えた木の家P⑬/製材所の親方と山をみる

いいお天気、澄んだ空に伐採の跡地、
父ちゃん母ちゃんが空から見ている、そんな気がします。
この歳になってもやっぱり「トウチャンカアチャン」だなあ・・・

今日は製材所の親方にヤマを見てもらいました。
ほとんどの木が伐られるとずいぶんすっきりして、
残りは林縁のみといったところです。

土場に降ろされた丸太、
これから森林組合の土場に移して、
用途サイズに見合った仕分け後、製材所に渡します。
この段階が一つのポイントで製材所との情報共有が大切になります。

2022/10/15 Project

じいちゃんが植えた木の家p⑫/山が明るくなりました

かつてここが桃畑だったなんて想像できるでしょうか。城山から猫山に続く稜線南面(まんのう町長尾)の中腹から裾野は、一面の桃畑で春になると山肌がピンクに染まりそれはそれはあでやかな景色でした。戦後の食糧生産や換金作物の栽培に国有林が払い下げられて地域の人たちが畑作に汗を流していました。もう60年も前でぼくが子供だった頃です。その後耕作をやめた畑はほとんどが自然林に戻り、一部の人が植えたヒノキが育ち、ここもその一つ。こうして昔は畑地だった場所に先代が植えた木が大きくなって小面積の森(人工林)があそこ、ここに点在しています。

木が伐られていくと一帯が明るくなって記憶が鮮明によみがえり、当時は子供と言えども働き手としてあてにされて、小学校が休みの日曜日には手伝いに駆り出されていましたね。弟と二人両親とともに畑での作業や焚火、脇の山中で冒険遊びなどを存分にやりました。今から思えば山(森)はいろんな想像と実体験ができる人格形成の場所で、その後、山岳登山、岩や雪、建築、林業、NPOへといざなってくれ、ぼくの山好きはここから始まったようです。

 

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