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2022/05/31 Project

じいちゃんが植えた木の家P⑥/作業路

すっかり緑が濃くなったヒノキの森。

搬出用の作業路のルートを設定してマーキングされた。

図上と現場の双方で描いていく。

当たり前なのだが、

建築用材としての木は植林して50年60年かけて生育し伐期を迎える。

そして伐り出した丸太は製材され、乾燥を経てやっと柱や梁になる。

普通その間の過程は見えないし、よほど意識しないと見ることはないだろう。

よく住宅の建築現場に出向くが、ぼくだってそれを想像することはまれである。

ゆっくりと時が刻まれながら到達点に向かい、

一つひとつ事かなされて共有する時間が積み重なる。

2022/04/28 Project

じいちゃんが植えた木の家P⑤/現地を回る

2022.4.26(火)、工事をお願いするKさんをいろいろご案内する。まずは建築予定地、次に山だけど、その前に最近できた施設でランチしてからヒノキの森に登る。せっかくだからと森林組合にも顔を出す。こうして顔つなぎや、なにやらに引っ張りまわしてしまった。ぼくは建築に関わる人たちがお互いを知っておくことは大切なことだと思っている。「ああこの人が木を伐るんだ」「製材は〇〇さんで、乾燥は〇〇さんにお願いする」「大工さんは、設備は誰にお願いしようか」・・・いっぱいある。建築は仕事のバトンタッチだから、次の仕事のことを考えて自分の持ち分をきっちり仕上げる。お互いを知っておくと、先にやってもらう人や、次にやってもらう人の顔が見えるからね(^^♪

2022/04/23 Project

じいちゃんが植えた木の家P④/山を見る

2022.4.22(金)
森林組合のMさんとHさんに造林地を案内して伐採や搬出方法を検討する。
出てきた課題は事務作業と現場作業に分かれるが、

事務作業
・地目が畑→非農地証明
・地図資料と造林地の地番があっていない→整合調査
・関係する助成措置の準備
・経費のこと
現場作業
・作業路を入れる必要あり→敷設計画、隣地同意、林地林の整備、今後の利用
・現場進入ルートや土場の済々
・近隣への作業周知

ざっくりと課題抽出といったところだが、これから一つひとつクリアーしていかなけらばならない。
あらためて、木を伐って家を建てるとなると大変だね。
そうそう、山で写真を撮るのを忘れたので今後気をつけよう。

2022/04/13 Project

じいちゃんが植えた木の家P③/工程計画

まず設定するのは目標

目標を定めると過程が見えてくる

到達点を予想(想定)して必要とする要素を落とし込んでいく

これをつくるとプロジェクトの全貌が見えてきてうまくいきそうな気分になり(笑)

助走を始めてからしだいにアドレナリンが出て走っていること(遂行)

が楽しくてたまらなくなってくる

楽しさはシェアする

つまり関係する人たちに情報をアウトプットすることだ

皆様にその気になってもらい目標に向かって伴走をお願いする

ものづくり(建築)の楽しさはその過程で決まる

と言ってもいい

2022/02/11 Project

じいちゃんが植えた木の家P②/ごあいさつ

まずはヒノキの森で眠るじいちゃんとばあちゃんにごあいさつをするためにヒノキの森に登りました。ここでは二人が寄り添ってこの森を見守ってくれています。ここの森は昔桃畑であったところで、僕が子供の頃はよく手伝いをさせられており、桃の栽培をやめてからじいちゃん(父)がヒノキを植えました。たぶん将来木が大きくなったら何かに利用できると考えていたのでしょう。僕が林業に興味を持ったのもせっかく植えてくれた木だからなんとかしなければ、と思ったのが動機の一つです。それに建築設計の仕事をしているからこの木を活かさない手はありません。まあ昔の山里では当たり前に行われていた自分で育てた木で家を建てることをやってみたいと思います。

 

 

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