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2012/08/26 建築

竣工後一年半

建築物は建築することによって風景にあらたな点景が加わることである。またすでに存在していた建物がリニューアルされることもある。あるいは消滅すること だってある。あたりまえだ、がいずれの場合も土地が介在しその上にくっ付けたり除けたりしているにすぎない。これは一年半前に竣工した木造の公共建物だ。 思ったより木に色あせが少ない。出来たときは新調した服を着たみたいで、ちょっと「すわり」が気になったが、年月とともになじんでくる。人々があまり意識 しない風景の一つになるとしめたものだ。これから木の色がどのように変化していくか見守るのも楽しみである。劣化の余裕をみた断面にしているから腐らなけ れば問題はない。野風にさらすことで、木は経年変化の美が現れる素材である。

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かりんの丘野外交流施設:地元県産ヒノキの製材品でつくられた。

2011/08/11 建築

地元でとれたヒノキ板を張る

地元まんのう産のヒノキ板を腰壁に張りました。
スギとヒノキどちらが好きかと聞かれればどちらも好きです。
スギは柔らかくて包容力があり、ヒノキは凛として自分を主張する。
例えるなら、スギはお母さん、ヒノキはお父さんといったところでしょうか。

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張られた腰板です。
15mm厚、働き巾135mm  となっています。

2011/06/19 建築

完成しました

伝統建築は特に大工職と瓦職の技量にかかっています。
この工事は、高木建設の下、
前田建築(大工)、琴平瓦建材(屋根)の職方によって施工されました。
そして、木材のヒノキは山一木材から納入されています。

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ビフォー

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アフター
カエルマタは既存品を修繕して再使用。
門越しに拝殿、奥に本殿がある。

2011/05/21 建築

瓦屋根の施工

神社仏閣の屋根は屋根そのものが伝統意匠になるのですが、
その施工現場を見ることはまれです。
この現場も本瓦の地伏が終わって、
鬼や下り棟が付いて箱棟の工事に移っていました。

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のし瓦を敷き黒漆喰で硬めながら、中に割れ瓦を詰めて成型していきます。

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既調合の黒漆喰、こういうのがあるんですね。

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坐像が置かれる左右の格子も入りました。
裏にネットを張っています。

2011/04/27 建築

次ぎは瓦の施工

大工さんの屋根下地も終わり、瓦の施工を待つ段階になりました。
街中の建築と違い、山裾で木々に周りが覆われているため人目につくことはありませんが、この神社に関わる人々の想いの中で工事は静かに進んでいきます。

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峰に突き出ているのは箱棟の下地で、瓦屋さんがのしや水板瓦などの下地をつくり屋根を葺きます。

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ゲギョも取付られました。

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