2022.07.30 散歩道
読了
読んで思ったね、
あれこれ考えるよりシンプルに今そこにある木をどう使うかってことを。
建築家でもある著者は、木の建築を語りつつ今の林業の在り方に問題点をぶつける。
補助金漬けの林業は自ら切磋琢磨することを奪う「最後の国営企業」だとも。
森林環境譲与税のおかしさ、再生エネルギーに対する国民からの賦課金etc、
するどい指摘に官民とも、頭の痛い人も多かろう。
林業や木造建築をとりまく昨今の動きに、原点を見つめなおす書である。
生の声を聴きたくなった。