2022.02.19 建築
数十年を経た床下を見ると
構造体は健全に保たれていました。まずは安心。ここのところの建物調査で普段は目にすることのない床下や天井裏を点検することで、建築当時の様子を伺い知ることができて興味深いものがあります。コンクリート基礎や下地の木材は劣化もなく良好ですが、建築当時の清掃は不十分だったようですね。カンナくずやノコくずをとらないまま床を伏せ込んだようです。今は床下環境を活かす造りもあって工事の残渣がある状態での引渡はあり得ません。いつの時代も良質な仕事は見えないところを大切にします。