2022.01.17 散歩道
森づくりを考える
「森を整備する」っていったいなんだろうと思うことがある。昔は木を伐り払い食料生産のために畑を開墾したり、里山は燃料調達のための生産林でもあったが、今は畑は山に戻り、薪炭林の用途は途絶えてしまった。その代わり人々は新しい目的を探しだして山に入っている。せっかく元に戻った山に入って、我欲とまでは言わないにしても静かな森をかく乱している。人間は理屈をひねり出すのがうまい。人間の側の論理でことを成そうとするから自然が痛めつけられる。森は鳥、獣、小動物、植物、木々、菌類、あげればきりがないないくらいたくさんの生命体の連携でバランスが保たれているのだが、いつも壊すのは人間である・・・何のためにを常に問わなければならんなあ。