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2025.10.09 建築

屋根工事が終わりを迎えました

改修工事も終盤を迎えて、
メインである屋根の葺き替えが検査の一部を残して終わりました。
一安心です。
何と言っても雨を受ける屋根は建物にとっては最重要部位の一つ。
失敗が許されない(どの工事もですが)だけに監理も目くばせが欠かせません。
板金職人さんは丁寧にほとんど一人で自身が納得いく仕事をしてもらったようです。

2025.09.03 建築

見たくないが見なければならない部分

住宅に限らず、施設建築でもかつては床下は土の状態で束石を置き床束を立てて床を構成していた。そして床束のコロビ止めに根からみを縦横に入れていたのである。さてさて、この状態で床下にもぐり、点検に移動するなんて不可能に近い。コロビ止めを除けながらはい進むしかないだろう。おまけに床下空間が低い。今はこのような設計はしない。地面は防湿コンクリートを打ち、多くは鋼製の床束になっており、根がらみは入れない。床下空間も移動可能なようにある程度の床下空間を確保する。建てた当時は設備点検やメンテナンスをあまり意識していなかったのだろう。

2025.08.20 建築

ルーズな仕事にご用心

おざなりにやっつけ仕事をしているとこうなる。
屋根の水仕舞いは細心の注意が必要で、手順を間違えないこと。
まだ屋内に被害が及ぶ前でよかったけれど・・・

2025.07.22 建築

おそれていたことが・・・

出ちゃった!
シロアリの被害
木造の建物にはついてまわる恐るべき被害なのだ
次善の策を蟻害の専門家と共に検討する
改修の現場ではその予見地を持って臨むことが必要
工期と工事費に影響があり、関係者との意識共有と対処への合意形成をはかる
対応を誤らないこと
人命にかかわることだから

2025.07.02 その他

解体設計を思う

とある昭和55年に建てられ、廃園になった幼稚園を解体することになり、遊戯室に重ねられていた家紋模様の赤いカバーの座布団。当時の幼子たちはこの座布団に座って色々な行事ごとをしていたのだろう。解体はその建物が刻んで来たリアリティを消し去ることであり物悲しさを覚える。直接に関わったでないしろそれはある。かたちあるものはいつかは消滅するが、人の記憶を消し去るのは容易ではない。

©香川県 一級建築士事務所 森風舎.