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備えの本気度

2011/09/22 [散歩道]

東南海地震がとりだされる今日、当地香川にあっては備えに対する県民の意識はいまひとつの気がする。先般も当会(フォレスターズかがわ)の大西氏と、東日 本大震災の派遣活動に従事した陸上自衛隊第14旅団の楠見氏の講演がまんのう町町民文化ホールであった。まんのう町老人クラブ仲南支部とまんのう町教育委 員会によるものだったが、聴衆のほとんどがお年寄りであった。私も大西氏の前座で耐震診断と耐震改修について、香川県の取り組みを少し話をさせてもらっ た。住宅の耐震診断に6万円、耐震改修に60万円の補助が付くことを説明したが、はたしてどれだけ意識啓発になったかどうか・・・。自然災害は明日は来な いかもしれない。明日来るかもしれない。科学的にある程度予知はできても絶対的なものではない。さて、この補助金がもらえるには前提条件がある。「昭和 56年5月31日」以前に建てられたもの」とある。いわゆる新耐震といわれ建築基準法が改正された日を規準に線引きをしているわけだ。はたしてこれは意味 のあることなのだろうか?実務に携わってきた者としては、それ以降の住宅は耐震性が担保されているとはとても思えない。ましてや地方の確認申請のいらない (確認申請が安全を担保するものではないが)地域においてはそのような線引きは意味をなさない気がする。基準日なんか設定せずに、危ないと思える住宅は全 てカバーするくらいの度量が行政にはほしい。机上の前提条件ほど曖昧であてにならないものはない。一度震災に見舞われればそんなチョコザイなものは全て 吹っ飛んでしまう。必要なのはマクロ的な視点をもって対処することである。その方が結局は「安くつく」。暮らしの器は構造的に安心して住める住宅がすぐれ てデザインもいい。

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