建て主は奥様のご実家であるこの地にご両親と住むために建てた住まいです。モデル住宅を見て木を現したつくりを求められました。
旧家屋を取り壊しての家づくりとなったこのプロジェクトは、農家であることや立地を生かしたものにすることなど、これまでの記憶をとどめ「暮らしを紡ぐ」ことがテーマでした。東のデッキから眺める坂瀬池の水面に人生の記憶が映ります。
ご両親がここで暮らしながら、ということであり、仮住まいを兼ねた納屋を先につくって後、母屋にかかるという流れで工事期間が2年に渡りました。