「ここは日暮れが早いんです。」「どうして?」そんな会話から始まった家づくり、「飯の山」が西にある山すその敷地には旧来の家屋が建っていました。それを取り壊しての計画で、今までの家は盛土に跨って建ち、不同沈下を起こして傾いていました。
今回は支持層に達するために鋼管杭を打ち、スラブ形式のべた基礎を採用しています。また降雨時は山から流れる雨水の処理が必要で、敷地周囲に排水溝を設け地下への浸透を抑えました。加えて山の斜面にあるため北からの風の巻き上げによる対処も必要でした。